スキーウエアのクリーニング&メンテナンスの話~その2
スキーウエアのクリーニングで気になることの一つに、
クリーニングでウエアに水が染みやすくなるのではないのかということがありますね。
よく目にする言葉でいえば、ウエアの撥水性とか防水性はどうなのかということです。
撥水? 防水? ここで整理してみましょう。
「防水」は、文字通り水の浸入を防ぐこと。
「撥水」は、水がしみこまないよう表面で水をはじくことですね。
スキーウエアの生地の場合、素材自体が水の侵入を防ぐために加工されるのが「防水」です。
有名なところでいうと、ゴアテックスとかエントラントとか。
防水透湿フィルムをいれたり、素材の裏地に加工をしたりするようなものになります。
ここの部分は、そのウエアの素材の加工の仕方によってきまるので、
「防水」効果は、クリーニングによってはあまり変わらないということになります。
では、「撥水」効果についてはどうでしょう。
ウエアの表面は、水分をはじくよう撥水加工もされています。
しかし、スキーウエアを使うことにより、汚れがついたり、擦れたりしますね。
すると、この部分の撥水効果が薄れ、染みやすくなってしまいます。
その1でもふれたように、ドライクリ―二ングの際に生地目に残ってしまう浸透剤も原因の一つです。
これらにより、クリーニングしたウエアは染みやすいといわれているのだと思います。
しかし、撥水の加工は生地の表面にするものなのでクリーニング後の加工の方法によっては、
染みにくくすることが可能です。
ということは、ウエアの汚れをしっかり落とし、表面の生地の状態をよくすれば、
撥水効果が最大限に発揮できそうですね~♪
これが、スキーショップが提案するウエアクリーニングです。
詳細は、こちらをご覧ください。